ブレスレットのゴムサイズの調整方法!自分の手首にピッタリの長さに

ハンドメイド

天然石ブレスレットのゴムサイズを「自分で調整できたら」と思ったことはありませんか?シンプルなゴムタイプの天然石ブレスレットは、新しいシリコンゴムやオペロンゴムを用意すれば自分でサイズ調整することができます。別の天然石を組み合わせて、長さ調整と同時にアレンジを加えることも簡単です。この記事では、ブレスレットのゴムサイズの調整方法をご紹介します。

天然石ブレスレットに使用されているゴムの種類

天然石ブレスレットのゴムサイズを調整するには、新しいゴムを準備し、ゴム自体を取り替える方法で行います。一般的なゴムタイプの天然石ブレスレットでは、シリコンゴムとオペロンゴムの2種類のうち、どちらかが使用されています。自分で長さ調整する場合は、元のゴムと違う種類を使用しても大丈夫です。シリコンゴムとオペロンゴムには以下のような違いがあります。

項目シリコンゴムオペロンゴム
無色透明白もしくは色付き
素材樹脂ポリウレタン
状態1本複数の繊維状
特徴切れたときに石が滑り落ちやすい切れたときに散らばりにくい

天然石の種類や大きさ、作業のことも考えて、よいと思う方を選びましょう。仕上がりが美しく耐久性にも優れているのはシリコンゴムです。なかの穴が透けて見えるような天然石、サイズが大きく重い天然石にはシリコンゴムが向いています。ただ、結び目が作りにくく大きくなりがちなので、作業にはやや手間取るかもしれません。

一方、オペロンゴムは伸縮性に富み、扱いやすいのがメリットです。透明ではないので、なかの穴が透けて見えない天然石、サイズが小さめで軽い天然石に向いています。あるいは、天然石と同じ傾向の色を選ぶとよいでしょう。ルチルクォーツやシトリンなら黄色、ローズクォーツならピンクといった具合です。結び目が作りやすいので、手間なく作業したい方にはオペロンゴムがおすすめです。

天然石ブレスレットのサイズ調整に準備するもの

天然石ブレスレットのゴムサイズを調整するには、以下のようなものを準備します。

  • シリコンゴムもしくはオペロンゴム
  • 細い針金など
  • ハサミ
  • 大きめのクリップ 2個
  • 別の天然石やメタルパーツ

あるとよいもの

  • メジャー
  • 紙コップ
  • 紐もしくはペン

シリコンゴムもオペロンゴムも、太さはいろいろなサイズが販売されています。天然石のサイズにもよりますが、0.8mm前後を使用するのが一般的です。天然石のサイズが小さいと当然穴も小さいので、ゴムも細めを選ぶようにします。逆に天然石が大きい場合はゴムにも耐久性が必要なので、太めを選ぶか、オペロンゴムを複数本通すようにしましょう。

天然石ブレスレットのサイズを確認するには、実際に自分の手首に着けてみるのが早いですが、片手が使えないので作業中だとやや不便です。

そこで、もしご家庭に紙コップが余っていれば、それを利用しましょう。女性なら内径16cm、男性なら内径18cmが平均的なサイズです。

紙コップを伏せて置き、16cmに測って輪状にした紐を上からかけると、目安にする位置がわかります。

自分の手首サイズをきちんと測っておきたい場合はこちらをご参考にしてくださいね。

このように紙コップにかけるとサイズの違いがよくわかります。一番上のブレスレットはサイズが小さいので、今回はこちらを調整していきます。

天然石ブレスレットのゴムサイズを調整する方法

それでは、いよいよ天然石ブレスレットのゴムを取り替えて、サイズ調整していきましょう。使用されている天然石の種類が複数あり、並びが複雑な場合は事前に写真を撮っておくのがおすすめです。

1.ブレスレットに通っているゴムをカットして、取り除きます。

2.新しいゴムの先を天然石の穴に通しやすくします。シリコンゴムはハサミで斜めにカット。オペロンゴムは半分に折った針金の折り返し部分に10cmほど通しておきましょう。

3.ゴムの端から30cmほどの位置にクリップを挟み、天然石に通していきます。

4.サイズを小さくする場合は石をいくつか省きます(色や輝きが劣るもの)。サイズを大きくする場合は別に用意した天然石やメタルパーツを組み入れます。

5.予定の分だけ通したら、ややゴムにテンションをかけて、もう片方の端にもクリップを挟んでください。ここでサイズを確認します。

6.サイズがよければ、クリップを逆向きに止め直し、ゴムの両端を2回きつく結びます。

7.ゴムの端を0.5mmほど残して切り、ゴムをずらして結び目を天然石の穴のなかに隠せば完成です。

ゴムのテンションは強すぎず弱すぎず、ちょうどよいところを見極めてくださいね。

結び目を作りやすいのはやはりオペロンゴムだと思います。シリコンゴムの場合、実は業務としてつないでいたときは、はんだごての熱で溶かし、圧着させていました。直径1mmの断面同士をズレなく数秒の範囲でくっつけるのは、慣れが必要ですし、やけどのリスクもあります。しっかり引っ張って結び目を作る方法で行うのが無難でしょう。

まとめ

天然石ブレスレットを購入していざ着けてみると思っていた長さと違っていたり、経年劣化で次第にゴムがゆるんできたり…。せっかく気に入って買ったブレスレットを引き出しにしまい込んでしまってはもったいないですよ。取り替え用のゴムを手元に持っておき、手順を一度頭に入れておけば、いつでもサイズ調整ができるほか、アレンジしたりオリジナルアクセサリーを作ったりもできます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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